放射線治療の設備
Radiation Therapy Equipment
放射線治療には、様々な設備が必要です。目には見えない放射線を扱うために必要な機器は精密でありとても高度なものです。
Radiation Therapy Equipment
放射線治療には、様々な設備が必要です。目には見えない放射線を扱うために必要な機器は精密でありとても高度なものです。
放射線治療には、様々な設備が必要です。目には見えない放射線を扱うために必要な機器は精密でありとても高度なものです。
ここでは、放射線治療装置の周辺機器や施設の情報などを紹介してまいります。
安全で正確な治療を実現するために
高精度放射線治療センターは、TrueBeam Hypersightを中心に多くの治療機器で構成されております。
治療に必要な情報を得る検査機器、治療の精度を高める計画に必要なプログラムなどを紹介いたします。
高精度放射線治療機器TrueBeam Hypersightは世界最小の2.5mmのコリメーターによって、病変の形状に合わせた放射線照射を行うことができます。
その高い精度の照射を活かすためには相当の検査機器が必要になります。 さらに、安定照射のを実現するためには照射する患部の固定が重要になります。
周りの機器がバランス良く総合的に機能することで精度の高い放射線治療が実現できます。
ガンマナイフなどで従来から行われている脳定位照射は、頭蓋骨にピンをさして頭部を固定し、治療が終了するまでそのままの状態でお待ちいただいておりました。
その間、頭部への圧迫とピンの痛みが伴います。
当センターでの脳定位照射では、それぞれの患者さまに頭部専用マスクをお作りして治療の時だけ使用し、固定することになります。
もちろん圧迫もピンの様な刺激もございません。苦痛を和らげ、体にも精神的にも負担の少ない治療を実現しています。
苦痛が無い頭部固定システム
患部の固定と同じように重要な対策が全体の動きを制御し、的確に照射することです。
それには患者さまの乗る治療台も精度を高めなければなりません。
当治療センターの治療台は、患者さまのわずかな動きにも追従した補正を全自動で行います。
全自動の調整には、TrueBeam Hypersightに搭載されているコーンビームCTおよびX線透視装置と赤外線位置照合システムから得られるデータから数ミリ単位の調整を実現します。
当院の治療計画には、「IPlan Net server」を採用し、最適な治療計画を組み立てることが可能になっております。
高精度の放射線治療システムを高い次元で機能させるには的確な測定と、きめ細やかな治療計画が不可欠です。
適切な治療計画は、低侵襲の脳定位放射線治療(ラジオサージェリー)やIMRTが可能になります。
高精度放射線治療を行う部屋は、治療中は患者さまお1人となります。 会話はマイクとスピーカーを通して可能ですが、患者さまからは私たちスタッフの姿は一時見えなくなります。 そこで、少しでも患者さまがリラックスできるように、広い空間をとり、天井には天窓のように見える装置を設置しています。
高精度放射線治療センターは、優しさと安心感をテーマに統一されたイメージです。
病院というイメージを払拭したインテリアを目指し、ホテルのロビーやカフェを思わせる色使いでリラックスしていただけます。
がんという病にかかったとき、治療に専念して早く治したいという思いと同時に、治療中または治療終了後に生じてくる放射線治療による副作用や日常生活の不安、社会生活への復帰、家族のことなど、多くの心配事が一度に降りかかってきます。
私たちスタッフは、患者さまやご家族の方々に安心して放射線治療を継続して受けていただき、少しでも皆様のお役に立ちたいと考えております。少しのことでも遠慮なさらず、お気軽にご相談ください。
治療が終わったときにご利用いただける休憩室を用意しています。
柔らかな照明で落ち着いた雰囲気が治療の緊張をほぐしてくれます。 スタッフも必要に応じて対応いたします。
安心して放射線治療を継続していただける環境を大切にしています。
治療のなかで、気分が悪くなったり看護師のフォローが必要な場合には、回復室を利用していただけます。
安静にしていただくことや、治療が必要な場合もスタッフが適切に対応いたしますのでご安心ください。